練習記録/2025年10月 No.5 冷静な判断と積み重ねの3日間

 10月20日から22日にかけては、天候と身体の声を丁寧に聞きながら過ごした3日間だった。焦る気持ちはあっても、無理をすれば台無しになる。その危うい境界を見極めながら、仕上げ期に入る身体と対話した時間だった。


10月20日(月)

朝、アラームで目を覚まし、走ろうと準備を始めた。しかし外を見ると予想以上の雨。気温も下がり、風も強い。ここで風邪をひくわけにはいかない。つくばマラソンまであと1か月、冷静な判断が求められる時期だ。

走ることを一度頭から切り離し、ストレッチと軽い補強だけを行った。身体を動かしたい衝動を抑えながら、「休む勇気」こそ必要なトレーニングだと感じた一日。


10月21日(火)

15.0キロ、1時間29分51秒、平均ペース5分59秒。気温16℃。
つくば本番で使用予定のズームフライ6を初投入。序盤からペースを抑え、足の感触を確かめながら走った。

気温が下がり、空気が澄んでいた。呼吸が軽く、心拍も安定。走ることの純粋な心地よさを思い出すような時間だった。
右アキレス腱上部からヒラメ筋にかけて軽い張りを感じたが、痛みには至らず。シューズの反発に身体がまだ慣れていない感覚がある。次回は一度、いつものシューズに戻すつもりだ。

「気持ちよく終える」。そう思える走りができたのは久しぶりだった。無理にペースを上げず、終盤までフォームが崩れない。積み重ねてきたものが、確かに力になっている。


10月22日(水)

予定どおりランオフ。
ズームフライ6の使用による筋肉や腱のダメージは見られなかった。脚の違和感もなく、通常なら走れる状態。ただ、細部の疲労が潜んでいる可能性を考え、あえて保守的に判断した。

今の自分に必要なのは、練習量ではなくコンディションの最適化。やるべきことをやり切るための「引き算の調整」に入るタイミングである。


気づき

練習を積み上げることは大切だが、それ以上に大事なのは「壊さないこと」だと改めて感じた。
以前の自分なら、走れるなら走っていたと思う。だが、身体が発する微細なサインを無視してはいけない。今回の判断が、長期的に見て最善の選択になると確信している。

また、季節の変わり目に入って気温が下がり、身体の反応も変わってきた。呼吸は楽になる一方で、筋肉は冷えやすくなる。ウォームアップやストレッチの重要性を再確認した。


まとめ

冷静さと慎重さ。この3日間で得た感覚は、これからのピーキング期を乗り切るための軸になる。
焦りを手放し、いまは「整える」ことに徹する。練習で得た走力を、レース当日に最大限に引き出すために。

走ることは積み重ねの芸術だ。だが、その積み重ねには必ず「間」が必要になる。
走らない時間もまた、練習の一部であると実感した3日間だった。

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